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是更にうきたる事にあらず末代といひながら信
力にこたへて法験のむなしからざる事かくのことし
【605】これも建保の比御/湯殿(ゆとの)の女官(によくわん)高くらが子に七才に成
あこ法しといふ小童子(こわらへ)有けり家は樋口(ひくち)高倉(たかくら)にて有
ければちか〳〵に小童子あそび伴(ともな)ひて小六条(ころくでう)へ行に
けりかいくらみ時に小六條にて相撲(すまう)をとらんとてねり合(あい)
たる所にうしろに築地(ついぢ)のうへより何とは見へわかずたれ布(ぬの)
のやう成物のうちおほふと見へける程に此あこ法師うせ
にけりおそろしき事限なしかたへの童部みなにげぬ
おそれをなして人にもかく共いはず母さはぎかなしみて
【上欄書入れ】19
【柱】古今巻十七 〇十八