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めは大臣家をばかたじけなくうちまいらせけるぞかゝる
しれごとする物共かやうにためすぞとよく〳〵ねきかけ
てきたは勝菩提院(せうぼだいゐん)なればそのふるつゐぢの上へほね
なげあげなどしてよくのみくいてけり今はよも別の
事さふらはじといひけるにあはせて其後ながくつぶて
打事なかりけり是/更(さら)にうげることにあらすちかきふしき
也うたかひなき狸のしはざなりけり
【609】観教(かんけう)法印が嵯峨(さが)の山庄(さんぜう)にうつくしきからねこのいづ
くよりともなく出きたりけるをとらへてかひけるほどに
件のねこ玉をおもしろく取ければ法印/愛(あい)してとらせ
【上欄書入れ】24
【柱】古今巻十七 〇二十三