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翻刻
【柱】古今巻十八 〇一
この日のさほうによりてわれ神恩(しんをん)をかうふると
ぞ後に仰られける中の関白はかくさけをこのみ給て
つねのことくさに極楽世界に按察(あせち)なくはわれ
又往生すべからずとぞ仰られける賀茂詣ての
時もゑひてねふり給ける車のうちにて御冠
おちにけりやしろちかく成て人の其よし申ければ
おどろき給ひてあふぎをもちてびんをなをし給
ければもとのごとくめめたく【「めめたく」は書陵部本「めてたく」】なんおはしけるとぞ御
容儀(ようぎ)よくおはしけるによりてかくなん侍ける也
【614】寛弘三年三月四日東三条より一条院に行幸有
【縦長楕円印 朱】BnF/MSS