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翻刻
【柱】古今巻十八 〇三
返し僧正
はづかしやよとのあやめをおきながら
ちまきひくなのそらにたちぬる
【619】知足院殿中納言のとき堂(たう)院【「堂院」は書陵部本「当院」】にまし〳〵て中納言
《割書:宗輔》に筝をならはせ給ける時/辰(たつ)の刻より申(さる)に
いたるまで他事なかりけりその時/盃饌(はいせん)をまうけ
られてさい〳〵にすゝめられけり源中納言/国信(くにのふ)
卿其時てんじやう人にて亭主の陪膳(はいせん)しけり政長朝
臣納言の饌をすへけり道良(みちよし)朝臣/瓶子(へいし)をとる亭
主/盃(さかづき)を納言にさし給ふ納言盃給はりてのまん