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翻刻
【柱】古今巻十八 〇九
めでたかりけり人々目をさまさすといふ事なしかへ
り給ひける時馬牛など引しんぜられけり幕下(ばつか)
大理(たいり)にはむまばかりをぞ奉られけるかゝる人々の
会合(くわひがう)ありがたき事也其次日北の院/御室(をむろ)威法寺(いほうじ)法
印もて寺中にさふらひながら此事をしらず遺恨(いこん)の
こと也と申されければ御返事にはかたのごとく小(こ)泉を
かまへて候に左府をし入候き入御(じゆぎよ)候はゞめんぼくの
よし申されたりければやがて渡御(とぎよ)有けり又盃酌
あり初献(しよこん)は御室取あげさせ給ひ二献はおとゞ取
あげて御室へまいらせられけり御引出物には御