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翻刻
【柱】古今巻十八 〇十二
はあしかりぬべしとて御みづから孝時(たかとき)がびんをし
もへなでくださせおはしましてかふりのつのをおらせ
給ひけりたゞ今うへぶしして候つる此ていにてはいかゞ
まいり候べきとしばらくすまへとをしへさせ給ければ
此まゝに新蔵人にあひしらふをしゐていひければ
すまひ〳〵出にけり極臈(きよくらう)すゝめて非職(ひしよく)一高(いちたか)兵衛尉
知経(ともつね)がうへにすへけるを知経(ともつね)いきどをりて座頭(ざがしら)を
みだされ候事めんぼくなく候へばいとまを申て罷
たゝんといふを三臈にて大膳の亮(すけ)範綱(のりつな)が有けるが
知経がいふことを聞てあれはおなじ非職(ひしよく)なれば