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いたみ申され候にこそ範綱(のりつな)座をくだりてすへ申べしと
て居くだりけり範綱いみじく見へ侍りけるさて三
臈のかみにつきて侍ける当座のめんぼくゆゝし
かりけり此後/極臈(きよくらう)つねの御しよに候御/琵琶(ひわ)をぬす
み出され候へかしといふ新蔵人すなはち座を立
て参る時そのつゐでに御ふえをおなじくうかゞ
はれ候へといひけりすなはち両物をもて来ければ
藤兵衛/比巴(びわ)をしらぶ一臈ふえをねとり其後朗詠
あり孝時新豊の酒色の句を詠す極(きよく)臈ならびに
非職知経助音すおの〳〵興にのりて数献(すこん)に及て
【上欄書入れ】15
【柱】古今巻十八 〇十三