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翻刻
大原/覚厳(かくごん)律師ゆめに上人つげていはく我/遂(とげ)_二本意_一
有_二 上品上生_一 ̄ニひとへに融通念仏のちから也と《割書:云| 々》
少将の聖(ひじり)も大原山の住人なり三十よ年/常(じやう)行三/昧(まい)を行
ぜられける間に毘沙門天王かたちをあらはして上人を守(しゆ)
護(ご)し給けり御影像(みえいぞう)を等身に図絵していまに勝林(せうりん)院に
安置せられたるなり此上人/臨終(りんじう)の時は勝林院に常行
三昧おこなひける時西方より紫雲(しうん)けんじて堂(だう)の内へ
入と見るほどに肉身(にくしん)ながら見へず即身(そくしん)成仏の人にや
《割書:往生伝にはかくはなし|委可尋之》
仁平弐年七月二日/定信(ぢやうしん)入道宇治 ̄ノ左府(さふ)にまいりたり
【柱】古今巻二 〇二十六