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翻刻
【柱】古今巻十九 〇八
れければ大納言梅の候はんうへはさくら第一にては
いかゞ候べきと申されけれは梅と桜との論に成て
自余(じよ)の花のさたはつぎになりにけり大納言/恐(おそれ)を
なしてつよく論じ申されずながら猶春のあけぼのに
紅梅の艶(ゑんなる)いろすてられがたしと申されける優(ゆう)
にぞ侍ける江(ごう)記に見へたり
【654】長元元年十二月廿二日/昭陽舎(せうやうさ)のさくらを壱本/清(せい)
涼殿(りやうでん)ひがしきたの庭にうつしうへられけるに殿上人
どもおりたちてふみいためけりいと興ある事也
むかしはかやうにあちこちほりわたし又はじめても