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うへられけるちか比はかぎりある木の外はうへらるゝ
事もなきにや
【655】永承六年五月五日内裏に菖蒲(あやめ)の根(ね)合有けり
此こと去る三月晦日/堪能(かんのふ)の上達部(かんたちべ)ひとりふたり
殿上人等をめして弓の勝負ありけり又/鶏(とり)合も有
けり其/勝負(かちまけ)なきによりて菖蒲(あやめ)の根(ね)をあはせて
勝負を決(けつ)せられける也御/装束(しやうぞく)永承四年十月
歌合の儀のごとし中宮皇后宮みなさふらはせ給ふ
内大臣/頼宗(よりむね)民部経長家/按察(あせち)大納言信家小野宮
中納言/兼頼(かねより)さへもんのかみ隆(たか)国侍従中納言/信(のぶ)長
【上欄書入れ】10
【柱】古今巻十九 〇九