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翻刻
【柱】古今巻十九 〇十三
具(ぐ)はとゞめられけり然而(しかうして)灯台など美麗(びれい)にて銀
のさらをすへたりけりせんさい五なり櫃(ひつ)武者所/各(をの〳〵)
二人かきて階(みはし)の西にこれををく透長櫃(すきながびつ)に丹青(たんせい)を
ほとこしてつくりはなをもてかざりたりけり殿上人
方人以下みな布衣(ふい)也けり次に左方をもよほす花并に
掌灯(てともし)等(とう)遅(ち)々して時刻をしうつりけり掌灯(てともし)の具(ぐ)
は右方の人に取かくされたりけるにや頗(すこぶる)めんぼくな
くぞ侍けるやゝひさしくして灯台(とうだい)を殿上の六位
して立させたりけり其後せんざい五ながびつを供
ずをの〳〵にしきのうちしきありすはまのうへに