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ませをゆひてせんざいをうへたりけり左右をの〳〵
萩(はぎ)女郎花/薄(すゝき)菊などをもりけりこれ則今日の和歌
の題也とぞ左方和歌/鏡(かゝみ)を畳(たゝみ)にしきに付て鏡のうへ
に歌をかきたりけり右方くれないのうすやうに書たり
けり木工助源の明国は扇にぞ書たりける其後方の
六位庭中におりて和歌を取て御前に置けり其
後講師をめす左/宗忠(むねたゝ)右/能俊(よしとし)也左右の殿上人
階(みはし)をはさめて欄干(らんかん)に候てをの〳〵和歌を講じけり
一番講ぜらるゝ間右方むしを籠(かご)に入て二籠奉り
たりけり其籠にも歌を付たりむしの声(こゑ)〳〵身に
【欄書入れ】16
【柱】古今巻十九 〇十四