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翻刻
【柱】古今巻二十 〇三
とりかひて叡感(えいかん)にあづかり給へといへば此ぬしとり
かはんこといとやすき事也われならでは此御鷹とりかひ
ぬべき人覚へすといへばいと稀有(けう)也すみやかに此由
叡聞(えいぶん)にいるべしとて宿などくはしくたづね聞て御
鷹すえて参りて此よし奏聞(そうもん)しければ叡感有て
すなはち件の男めされて御鷹を給はせけりすべて
罷出てよくとりかひて参りたり南殿(なんてん)の池の汀に候て
ゑいらんにそなへけるに出御(しゆつぎよ)の後池にすなごをまきけれ
ば魚あつまりうかびたりけるに鷹はやりけばあはせ
てげり則大なる鯉(こい)をとりてあがりたりければやがて