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翻刻
【柱】古今巻二 〇二十八
年有てめでたく往生をとげたりけり
西行法師大みねをとをらんとおもふ心ざしふかかり
けれども入道の身にてはつねならぬ事なればおもひ
わづらひてすぎ侍けるに宗南坊僧都行宗(そうなんばうそうづきやうそう)その事
をきゝて何かくるしからんけちゑんのためにはさのみこそ
あれといひければよろこびて思ひ立けりかやうに候/非人(ひにん)
の山ぶしの礼法たゞしうてとをり候はんことはすべてか
なふべからずたゞ何事をもめんじ給ふべきならば御/供(とも)
仕らんといひければ宗南坊その事はみなぞんじ侍り人
によるべき事也うたがひあるべからずといひけれは悦て