Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 1237

ページ: 1237

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なしさて夜もあけがたになりければ女おきわかれん とて男の扇子をこひていふやうわが申つる事いつは りにあらず御身にかはりぬる也そのしるしを見んと おぼさば武徳殿(ぶとくでん)のほとりを見給ふべしといひてわ かれぬ男あしたに武徳殿に行てみれば一の狐(きつね)扇を おもてにおほひて死(しゝ)てふしたり男あはれにかなしき 事かぎりなし七日ことに法花経一/部(ぶ)を書くやう してとふらひけり七々日にあたる夜の夢に此おんな 天女に囲遶(いによう)せられてかたりていはくわれ一/乗(じやう)のち からによりて今/忉利(とうり)天にむまるゝなりとつげて 【上欄書入れ】9    【柱】古今巻二十       〇七