← 前のページ
ページ 1249 / 1317
次のページ →
翻刻
せたりけり甲三寸ばかり也其上に青色(あをいろ)の毛(け)おひたり
ながさ一寸にをよべり瑞龜(ずいき)とぞさたありけるうぢ左
府見させ給ひける時はかぶりなをしにてぞおはし
ましける
【689】後白河院の御時兵衛尉/康忠(やすたゝ)といふもの候けり三条
烏(からす)丸殿の兵乱の夜うせにしもの也仁安の比くろまだ
らなるおとこ犬の霊体(あやしきすかた)なる院中に見へけりある者
の夢に康忠院中に祗候(しこう)のこゝろざしふかくて此
犬になりたる由見たりけるあはれ成事也
【690】承安二年五月二日東山の仙洞にて鶏(とり)合の事ありけり
【上欄書入れ】15
【柱】古今巻二十 〇十一