← 前のページ
ページ 1252 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻二十 〇十二
竹屋をつくりて黒(くろ)木の屋に擬(なそらへ)して春日まうでに
准(じゆん)じけり新源中納言/拍子(ひやうし)を取て春日なる御堂(みだう)の山の
あをやまのとうたふ右の中将定能朝臣/篳篥(ひちりき)をふく右少
将/雅賢(まさかた)和琴(わごん)を弾(たん)ず府の随身(ずいじん)二人《割書:壺(つほの)脛_巾|差_二【「差」は書陵部本「着」】乱 ̄レ緒_一 ̄ヲ》和琴をかく
くだんの両人助音しけり又陪従信綱も同くつけゝり
右兵衛の佐/基範(もとのり)笛をふく令人中雅賢朝臣元範朝臣
家保(いへやす)等(ら)舞人の装束をして参進見る人/嵯歎(さたん)【嗟歎】せずと
いふことなし令人等右に着座の後左右の頭(かしら)をめす左
方伊予守/親信(ちかのふ)朝臣右の方右中将定能朝臣御前に参る
左右の鳥同時に持参すべきよしをおほすすなはち