← 前のページ
ページ 1261 / 1317
次のページ →
翻刻
べき也わづかなる針にだに毒虫(どくちう)おそれをなす事かゝり
いはんや太刀(たち)におひてをやかならず武勇(ぶよう)をたてず共
まもりのためにもつべきこと也
【695】渡辺(わたのへ)に往年(そのかみ)の堂(だう)あり薬師堂とぞいふなる源三左衛門
かけるが先祖(せんぞ)の氏寺也つがふの馬允(むまのせう)が時此堂を修理(しゆり)し
けるにもとこけらぶきにて有けるが年久しくなりて
みな朽(くち)てさりて侍けるをふきかへんとてうへを取やぶり
て侍けるに大なるくちはな有けり何とかしたりけん
おほきなる釘(くき)に打付候て年比はたらきもせでかく
てありける也其時此堂/建立(こんりう)の年紀をかぞふれば
【上欄書入れ】21
【柱】古今巻二十 〇十七