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をいひをしへてわが命をばころしつるぞといひてやがて
とりころしてげり其身を見ればくちなはのやけたる
にたがはずたゞれやぶれたりけり其/刻限(こくげん)もやがて昨日
くちなはのやかれたりしほどなりけりかやうの事は
ながく人のすまじき事也
【700】承久四年の夏のころ武田太郎信光/駿河国(するかのくに)あさま
のすそにて狩(かり)をしけるにむら猿(さる)を町中へ追出して
面々(めん〳〵)に射(い)けるに三疋をころし三疋をばいけどりにし
てげり其猿共を家に帰りていけ猿をばつなぎて其
前に死にたるさる共置たりけるに一疋の猿/死(しに)たる
【上欄書入れ】26
【柱】古今巻二十 〇二十二