← 前のページ
ページ 1279 / 1317
次のページ →
翻刻
末重(すへしけ)にげんにはいかにも追ふせられぬべし又いつを
いつとかくてためらひたてらんぞと思ひて杖(つえ)をよこ
たへてそばよりする〳〵と寄(より)てくびのねをつよく
打たりければうたれてひるみける所を山ぶしうち刀
を持てきりふせつ其後/希有(けうの)いのちいきて両人
かへりにけり
【708】安貞(あんてい)の比伊与の国/矢野保(やのほ)のうちに黒島(くろしま)といふしま
有人/里(さと)より一/里(り)ばかりはなれたる所也かしこにかつら
はざまの大/工(く)といふあみ人有/魚(うを)をひかんとてうかゞひ
ありきけるに魚の有所より【「より」は書陵部本「夜る」】ひかりて見ゆるにかの
【上欄書入れ】30
【柱】古今巻二十 〇二十六