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翻刻
【柱】古今巻二十 〇二十六
島のほとりの磯(いそ)ことにおびたゝ敷ひかりければ悦て
あみをおろし引たりけるにつや〳〵となくてそこばく
のねずみを引あげて侍けり其ねずみ引上られ
てみな〳〵ちり〴〵ににげうせにけり大工あきれてぞ
ありけるふしぎの事也すべてかの島には鼠みち
〳〵て畠(はた)の物などをもみなくゐうしなひて当時(とうじ)
迄もえつくり侍らぬとかやくがにこそあらめ海の
そこ迄ねすみの侍らん事まことにふしぎに
こそ侍れ
【709】宮内卿なりみつ卿のもとに盃酌の事ありけるに