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翻刻
【柱】古今巻二十 〇二十九
二/喉(こう)をば忠盛朝臣のもとへもて行一/喉(こう)を浦人に
かへしてげれば浦人みな切くらひてげりされ共あへて
ことなしそのあぢはひことによかりけるとぞ人魚(にんきよ)と
いふなるはこれていの物なるにや
【713】みちのくに田村の郷(ごう)の住人馬の允(ぜう)なにがしとかや云おのこ
鷹(たか)をつかひけるが鳥を得ずしてむなしく帰りけるに
あかぬまといふ所にをし鳥一つがひゐたりけるをくる
りをもちていたりければあやまたずおとりにあた
りてげり其をしをやがてそこにてとりかひてえがら
をばえぶくろに入て家にかへりぬ其次の夜の夢に