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のやうにひさうして乗ありきけるに或尼に霊つき
てあやしかりければたれ人の何事におはしたるぞと
とひければ我は上人の御めのと也し尼也上人の御事
をあまりにをろかならず思ひ奉りしゆへに馬と成て
ひさしく上人をおひ奉てつゆも御心にたがはざりき
程なく生をかへて侍しかども上人猶わすれがたく思
奉りし故に又おなじさま成馬と成て今もこれに
侍也といふ上人是を聞に年比もあやしく思ひし
馬のさまなれば思ひあはせらるゝ事共あはれに覚へ
て堂を立仏を作り供養じてかのぼだひをとぶら
【上欄書入れ】39
【柱】古今巻二十 〇三十四