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翻刻
【柱】古今巻二十 〇三十四
はれけり馬をばゆゝしくいたはりてぞおきたりける
執心(しうしん)のふかきゆへにふたゝび馬に生れて心ざしを
あらはしけるいとあはれなりこれ建(けん)長の比の事
なれば今の事也
【720】白拍子(しらびやうし)ふとだまわうが家にある女にある僧かよひ
けるを本/妻(さい)あさましく物ねたみの者にていかに
せんとねたみけれ共猶もちゐずかよひける程に
建(けん)長六年二月二日の夜又この僧かの女に合宿(かつしゆく)して
こと共くはだてけるがかの女をこそするに本/妻(さい)を
するこゝちに覚へければあやしうおそろしく覚へて