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ふにも天神地祇(てんしんちき)こと〴〵くあらわれ給ひけるとそ
これによりてかたじけなくも廿二/社(しや)のそんじんを
さだめてもつはら百王百代(ひやくわうひやくだい)のこんこにそなへ
奉る天子(てんし)よりはじめてしよじんにいたるまで
そのめいとくをあふがずといふ事なしくはんむ天
わうの御宇(ぎよう)ゑんりやく元(くはん)年五月四日うさのみや
御(ご)たくせんにむりやうこうの中に三/界(かい)に化生(けしやう)し
て方便(はうべん)をめくらして衆生(しゆじやう)をみちびく名(な)をばだい
じざいわうぼさつといふなりとおほせえられけり
あはれにたうとくこそはんべれ
古今巻一 〇五