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事をしらずして身をあやまてり是みな前利(せんり)を思ひ
て後害(こうがい)をかへりみぬ故也と申せり王此時さとりをひら
きて晋(しん)をせめんといふ事を思ひとゞまりにけり
【724】衛(えいの)𡄻(い)【壹+咨】公(こう)と申ける王(わう)は心つたなくおはしましてかしこ
き臣下などをば賞(しやう)し給はで鶴(つる)をのみあひし給ひ
てみゆきの折はおなじくこしにのせなとし給ける
にゑびす来りて国をほろぼす時鶴君のかたきをば
しりぞくべしといひてふせぐ人なかりければえびす
𡄻(い)【壹+咨】公(いう)をころしてみなくらひてそのきも計を地の
うへに残してかへりにければ𡄻【壹+咨】公の臣/弘演(こうえん)といふ
【上欄書入れ】43
【柱】古今巻二十 〇三十八