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翻刻
【柱】古今巻二十 〇三十八
人天にはぢてをのれがはらをさきて君の肝(きも)を入
て死にけり鶴そのゑきなくや
【725】荘子(さうじ)山を過給に木を切もの有すぐ成木をば切て
ゆがめるをばきらず又人の家にやどり給ふに雁(かり)二有
ぬしよくなくをばいけてよくなかざるをばころしつ
あくる日弟子荘子に申 ̄テ云 ̄ク昨日の山中の木はすぐ成
をば切てゆがめるをばきらず又家の二つの雁(かり)はよくなく
をばいけてなかざるはころしつよき木もきられよから
ざる雁もころされぬと荘子のいはく世中のためし
これにありとこたへ給へり