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文集 ̄ノ詩 ̄ニ云 ̄ク
木(ボグ)雁(カン)一篇(イツヘン)須(スベカラク)【左ルビ「ヘシ」】_二記(キ)取(シユス)_一 致(イタス)_レ身(ミヲ)材(サイト)与/不材間(フサイノアイダナリ)
とあるは是なり又/陸士衡(りくしかう)か文賦(ぶんのふ)には
在(アリテ)_レ木 ̄ニ闕(カク)_二不材(フサイ)之(ノ)質(シツヲ)_一 処(シヨシテ)_レ雁(カンニ)■(トボシ)【「食」ヵ。書陵部本は「乏」】_二善鳴(センメイ)之(ノ)分(ブン)_一
ともかけり又藤原の篤茂が長句には
昨日山中 ̄ノ之木材取_二諸/己(ヲノレニ)_一今日庭前 ̄ノ
之花/詞(コトハ)慙(ハヅ)_二於/人(ヒトニ)_一
此一篇などは禽獣(きんしふ)の部(ぶ)に入べきにあらず去ながら
二つの雁のためしに
しるし入侍るなり
【上欄書入れ】44
【柱】古今巻二十 〇三十九