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翻刻
【柱】古今巻二 〇三十四
てけり其後五ヶ年経て建保四年四月廿六日の夜僧
正の夢に見侍りけり
上人/告云(ツケテイハク)
往生之/業中(ゴフチウ) 一日六時/刹(セツ) 一心/不乱(フラン)念 功徳最(クトクサイ)第一
六時/称(セウ)名/者(シヤ) 往生/必決定(ヒツケツデウ) 雑(ザツ)善/不決定(フケツチヤウ) 高修定(カウシユデウ)善/業(ゴフ)
源空/惣孝養(ソウケウヤウ) 公/胤能説法(インノウセツホフ) 感喜不可尽(カンキフカジン) 臨終先迎摂(リンジユセンカヲセツ)
源空本地/身(シン) 大勢至菩薩 衆生/為化故(イケコ) 来此界度者(ライシカイドシヤ)
かくしめしてさり給ひにけり勢至ぼさつの化身と
いふ事これより符号(ふかう)する所なり
高弁(かうへん)上人おさなくては北/院御室(いんのをむろ)に候はれけり文学坊(もんがくばう)