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我昔所造諸悪業(カシヤクシヨソウシヨアクコウ) 皆由無始貪嗔痴(カイユムシトンシンチ)【癡】
従身諸意之所生(ジウシンシヨイシシヨシヤウ) 一切我今皆懺悔(イツサイガコンカイサンゲ)
と誦しおはりて定印に住して入観ありやゝ久くして
右脇(うきをう)にしてふし給ひぬ入滅(にうめつ)の儀/端座(たんざ)右脇の二の
様(やう)有われ尺尊/御入滅(こにうめつ)の義にまかせて右脇にして滅(めつ)
をとるべし今はかきをこすべからずとの給ひて南無/弥勒(みろく)
𦬇(ほさつ)【菩薩】ととなへて巳(み)の刻(こく)にねぶるがごとくにておはり給ひに
けり異香室(いきやうしつ)にみちすべて種々の奇瑞(きずい)等つふさに
記するニいとまあらず
越後(えちこ)の僧正/親巖(しんごん)わかかりける時たび〳〵大みねを通(とをり)
【柱】古今巻二 〇三十九