Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 146

ページ: 146

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南都/高天寺(たかまでら)にすむ僧ありけり長谷へ参て通夜して さふらひけるにつねよりも人おほく参て侍けるに此僧あか つきに下向(げかう)せんとしけるにたれともしらぬ俗(ぞく)来りて珠(たま)を 持て僧にさづけていひけるはこの珠/准后(じゆこう)へまいらせて 給はるべしとてすなはちさりにけり珠の色むらさきにて 其勢たちばなの程なりけりかのおしへのことく准后へもて 参て奉にけりそのまへの夜准后の御夢に長谷の観音 より宝珠を給はせ給ふと御/覧(らん)せられけるを御心の中 ばかりにおほしめして仰出さるゝ事なかりけるに其後 朝(あした)に此珠をもちて参たりけるふしぎなる事也件の    【柱】古今巻二        〇四十