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翻刻
【柱】古今巻二 〇四十一
書奉たるもの也まさしく正/直(じき)のものにてながく虚言(きよごん)など
せざりしもの也かゝるふしぎこそありしかと親守(ちかもり)かたりしを
きゝてしるし侍る也
使庁(しぢやう)【廳】のけちえん経は長保(ちやうほう)元年三月十日はじめておこ
なひて其後年ごとにをこなはれけるが絶(たへ)て久しく成
にけるを建久(けんきう)年中別当/兼光卿(かねみつきやう)かたのことくおこなひけり
其後建/保(ほう)六年五月廿日別当/顕俊(あきとし)卿/雲林(うんりん)院にておこな
ひたりけり左(ひだり)の佐経兼(すけつねかね)いげ着座(ちやくさ)したりけり此度はじ
めて前(さきの)右大臣/公継(きんつく)を始(はしめ)て別当経たる人々に法花経
并ニ涅槃経(ねはんぎやう)一巻づゝけちえんせさられたりけり其外