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翻刻
【柱】古今巻三 〇六
追討使(ついたうし)等みな道よりかへりにけりかゝる程に世の中し
づかならざりければ十一月卅日新院の殿上にて東国/謀(む)
反(ほん)の事評儀有けり中の御門(みかと)左太臣左大将/帥(そつの)《割書:隆季(たかすへ)》
大納言新大納言/春宮(とうぐう)【「とうぐう」の右に「忠信」】太夫左/太弁(長方)参られたりけり頭弁
経房(つねふさ)朝臣/綸言(りんげん)のむねをおほせけるに左太弁/発(ほつ)
言(ごん)して申けるはひとへに可_レ被_レ行【訓点二】徳政(とくせいを)漢(かん)_一高(かうは)被(られ)_レ掠(かすめ)_二 六国_一 ̄に承
平年中に有_二将門謀反(まさかとむほん)_一和漢 ̄ノ雖_レ存_二 ̄すと先蹤(せんしう)_一於_二今度_一は四ヶ
月の中に十よ国皆/反(はんす)_二当時之政_一若不_レ叶_二 天意_一 ̄ニ歟以_レ之 ̄ヲ思_レ之 ̄ヲ
法皇は四代帝王ノ父祖也/無(ナキニ)_レ故(ユヘ)不(ス)_レ知(シロシ)_二食(メサ)天下_一 ̄ヲ如_レ ̄ク元 ̄ノ可(ヘキ)_レ聞_二-
食(メス)政務(セイムヲ)_一歟又入道関白/被(ラレ)_レ浴(ヨクセ)_二帰朝之/恩(ヲンニ)_一者可_レ為_二攘災(ジヤウサイ)之