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翻刻
【柱】古今巻三 〇七
あらずおこなひきたる儀まち〳〵にわかれたり凡ソ恒例(ごうれい)臨時
の大小事西ノ宮ノ記北山ノ抄をもて其/亀鏡(ききょう)にそなへたり小
野ノ宮九条殿の両流口伝/故実(こじつ)そのかはりめおほく侍とかや
有職(ゆうしよく)の家に習(なら)ひ伝へて今は絶(たゆる)事なしいみじき事なり
宇治殿/侍従(じじう)にならせ給ひて後/能通(よしみち)臨時の祭(まつり)の舞人
を辞(じゝ)たりける時そのかはりに宇治殿いらせ給にけり祭ノ
同車に乗(のり)て見物しけるを人長兼時(にんちやうかねとき)能通を見てかれは
こゝろある人の見物せらるゝかといひたりけるいみじ
くぞ侍りける
一条院ノ御時/束帯(そくたい)にて殿上の日給(につきう)にはあふべきよし起請(きしやう)有