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翻刻
古今巻一 〇七
唐(とう)の時大師(ときだいし)の仏法(ふつほう)をまもらんとちかひ給てかたちを
あらはしかの寺(てら)にあとをたれ給へる也/円満院僧正明尊(えんまんゐんそうせうめうそん)
はじめて祭礼(さいれい)をおこなはれける明神(めうしん)よろこばせ給ひ
て一首(いつしゆ)の和歌(わか)を託宣(たくせん)し給ける
からふねに法(のり)まもりにとこしかひは
ありけるものをこゝにとまりに
慈覚大師(じかくたいし)如法経(によほうきやう)かき給ひける時/白髪(はくはつ)の老翁杖(らうをうつえ)に
たずさはりて山によぢ上りけるがあなくるし内裏(だひり)の
守護(しゆご)といひ此/如法経(によほうきやう)の守護(しゆご)といひ年はたかく成(なり)て
くるしう候ぞと宣(のたま)ひけりたが御わたり候ぞと尋(たつね)