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りけるを大蔵ノ卿長成朝臣/春宮大進朝方(とうぐうのたいしんともかた)弟子にて
有ければ前後にあひしたがひて扶持(ふち)したりゆゝしき
面目とぞ世の人申ける周光(ちかみつ)もことに自讃しけり此度
ぞかし俊憲宰相蔵人左少弁右衛門ノ権ノ佐/東宮学士(とうくうのがくし)にて
かきひゞかして侍けることにそのとし二条ノ院位につかせ
おはしまして次ノ年式目におこなはれけるに主上/玄象(けんじやう)
ひかせおはしましけり上下/耳(みゝ)をおどろかさずといふ事
なし内大臣拍子/按察使重通(あせちしげみち)笙/新(しん)三位/季行(としゆき)卿
篳篥(ひちりき)中将/俊通(としみち)朝臣/筝(さうのこと)実国(さねくに)朝臣笛/安名尊(あなとふと)鳥破(とりは)
美作/賀(か)取の急(きう)伊勢之海万歳楽/更衣(かうい)三/台(だいの)急五常楽
【柱】古今巻三 〇十二