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翻刻
【柱】古今巻三 〇十四
おはしましけり官人坊門大納言/忠信番(たゝのふはん)の長家季(ちやういへすけ)【季すえヵ】朝
臣にてぞ侍ける右大将にて後久我(ごくがの)太政大臣おはし
けるに番長には造酒正信久(みきのかみのぶひさ)をなされたりけり大納
言に信久ふかくかしこまりたりけるを大納言見て随身
に随身のかくばかりするやうやあるといはれければ随身も
随身にこそよれといひたりけるいと興有事也此日の事ぞ
かし弾正ノ少弼国章(せうひつくにあきら)内侍となりて下名(かめい)をもちて東の
はしらのもとへあゆみ出たりけるに陣(ぢん)につきたる諸卿/堪(たへ)
かねてみなわらひたりけるとなん
天慶五年五月十七日内裏にて番(はん)【蕃ヵ】客(かく)のたはふれ有けり