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翻刻
【柱】古今巻四 〇一
すといへいり天武天皇第三御子大津ノ皇子始て詩賦(しふ)
をつくり給ふそれよりこのかた春ノ風秋ノ月の悉(こと〳〵く)静(しつか)也皆/吟(こん)【吟ぎんヵ】
誦(せう)の心をもよほし詞花言葉(しくはげんよう)【「詞花言葉」の左ルビ「コトハノハナコトハ」】の聯翩(れんへん)【「聯翩」の左ルビ「ツラナリテヒルカヘル」】也悉ク錦繍の色を裁(さい)す
るもの也
天暦六年十月十八日後ノ江(こう)相公の夢に白楽天きたり給
へりけり相公(しやうこう)悦てあひ奉てそのかたちをみれば白衣
を着(き)給ひたり面の色あかぐろにぞおはしける青き物
着(き)たるもの四人あひしたがひたりけり相公/都卒(とそつ)天より
来り給へるかと問奉られければしかなりとぞ答給ひ
たりける申べき事有て来れるよしの給ひけるにいまだ