← 前のページ
ページ 207 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻四 〇四
夢に文時(ふんとき)三品の家のまへををそろしげ成鬼神とも
みな拝してとをりけるをあれは何といふことにてかく
はかしこまるぞと問ければ滝山雲晴季将軍之在_レ家 ̄ニ
とつくりたる人の家をばいかでかただ無礼にて過べきと
こたへけり鬼神は心たしかにてかく礼義もふかきに
よりて文をもうやまふにこそ一道に長(ちやうじ)たる人はむかし
も今もかやうのふしぎおほく侍り大内記/善滋保胤(よししげやすたね)
と八条ノ宮に参(さ)んじて下向の時事(じゝ)時輩(じはい)の文章に
およびけるに親王命 ̄シテ云 ̄ク匡衡(マサヒラ)如何 ̄ン答曰 ̄ク敢(カン)死之/士(シ)数
騎/被(カフムリ)_二介冑(カイチウヲ)_一策(ムチウチ)_二驊騮(クワリウニ)_一似_レ ̄リ過_二 ̄ニ淡津(タンシンノ)之渡(ワタリヲ)_一其 ̄ノ鉾(ホコ)森然(シンゼントシテ)少(マシナリ)_二敢(アヘテ)