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翻刻
後に院より通憲入道にもおほせあわせられける
こそつゐに/光範登宣(みつのりなりのふ)ぞ給はりにける
保元二年四月廿八日蔵人所にて直講(ちよくこう)の式ありけり
重憲師直師尚(しけのりもろなをもろなふ)おの〳〵屏風をへだてゝ候へけり頭ノ弁
範家(のりいへ)朝臣蔵人左少弁/雅頼(まさより)蔵人/勘解由(かけゆう)次官/親範(ちかのり)所
につきたりけり式部ノ大輔永範朝臣毛詩尚書左伝礼記
の中に十の事(こと)をしるしいだして奉りたりけるを尋■【被ヵ】下
けり師直は三事に通し重憲師尚は二事に通し
たりけり次日親範仰を承て助教師光(すけのりもろみつ)《割書:師尚|父》頼業(よりなり)
直講(ちよくこう)康季(やすすへ)を蔵人所にめして評定せられけり師直
【柱】古今巻四 〇十一