← 前のページ
ページ 225 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻四 〇十三
おどろきさはぐけしきあり人々感じけるとぞ大臣
御製をとりて懐(くわい)中に入給ひけり延久に土御/門(かと)右府
はかくもし給はざりけるにいと興ありとぞのゝしりけ
る座にかへり給ひて後/数反(すへん)詠じ給ひけりまことに
道にたへたる御事ぞあらはれてめでたくぞ侍ける
左大将左大弁と同詠しけり其後令月徳是など
も詠し給けりかゝる程に御製に作りあはせたる
人/勅詠(ちよくえい)を給はる事式部ノ太輔申出たりけれとも
紀ノ納言のためしも年月さだかならずこそ大夫/則(すなはち)作(つくり)
なをしてかさねられたりけるゆゝ敷ぞ侍けり抑今度