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来て云よき哉〳〵汝(なんち)一/乗(じやう)のてんどくくはだつることを
とて感(かん)涙をながしておはしましけり時/重(しけ)かく仰られしは
誰(たれ)にておはしましゝぞと尋(たね)【たづねヵ】申ければ貴僧われは一乗の
守護(しゆご)十/禅師(ぜんじ)也とこたへさせ給ひて歌(うた)をなん詠(ゑい)じた
まひける
一/乗(じやう)の御法(みのり)をたもつ人のみそ
三世の仏の師(し)とはなりける
時/重(しけ)かたじけなくたうとく覚(おぼ)へて生死(しやうじ)をばいか
でかはなれ候べきと申ければ
極楽(ごくらく)の道のしるべは身をさらぬ
古今巻一 十