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翻刻
【柱】古今巻五 〇七
たりける用意ありける事にや
【151】平等(べうとう)院僧正諸国修行の時/摂津(せつつの)国住吉の渡りに
いたり給て斎料(ときりやう)のつきにけれは神主/国基(くにもと)が家に
おはして経をよみて立給ひたりけり其声/微妙(びみやう)に
して聞人たうとみあへりけり国基御/斎料(ときりやう)奉るとて
いつかたへすきさせ給ふ修行者ぞ御経たうとく侍り
今夜はかりはこゝにとゞまり給へかし御経の聴聞(てうもん)仕ら
んといはせたりければとかくの返事をはの給はず歌
をよみ給ける
世をすてゝやとも定めぬ身にしあれは