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翻刻
【柱】古今巻五 〇十七
中将にておはしけるか坊官/賞(しやう)にて正三位せられける
に左大弁/越(こへ)られにけり此歌の故にやと時の人沙汰し
けるとぞ誠に詩歌の道は能々思てすべきこと也
むかしもかやうのためしおほく侍にや同歌合に社頭ノ
雪を女房佐よみ侍ける
今朝(けさ)見れは浜のみなみのみやつくり
あらためてけり夜半のしら雪
この後又/浜(はまの)南ノ宮/焼(やけ)給にけりこれも歌の徴(しるし)にや
彼/実綱(さねつな)中納言はおとうとの実房(さねふさ)実国なとに
越給ひけるときは