← 前のページ
ページ 279 / 1317
次のページ →
翻刻
いかなれはわかひとつらのみたるらん
うらやましきは秋のかりきぬ
かやうによみ給ひけるいとやさしくて恨はさこそ
ふかゝりけめとも誠信(せいしん)の舎弟/斎信(たゝのぶ)に越られて目の
まへに悪趣(あくしゆ)の報(ほう)をかため給ひけるにはにすや
【167】伊通公の参議の時大治五年十月五日の除目(ぢもく)に参儀
四人/師頼(もろより)長実/宗輔(むねすけ)師時等中納言に任(にん)す是みな
位次の上/臈(ろう)なりといへとも伊通(これみち)その恨にたへす
宰相右兵衛督中宮太夫三のつかさを辞(じ)して檳(び)
榔毛(ろうげ)の車を大宮おもてにひきいでてやぶりたき
【柱】古今巻五 〇十八