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古今巻一 十一
廿四日より玉体(ぎよくたい)れいならぬ御事有さま〴〵の御/祈(いのり)
共をこなはれけれ共御/減(げん)なくて日/数(かす)つもらせ給
けるほどに八月十日さんわうの御/託宣(たくせん)有て両僧(りやうそう)
都(づ)をめされけり其後ほどなく御/減(げん)ありける厳重(げんじう)
なる御事なり
同年中比大中/臣佐國祭主(とみすけくにさいしゆ)になりたりけるを
同三年四月二日/荒祭宮(あらまつりのみや)の御/託宣(たくせん)に祭主(さいしゆ)なしかへ
らるべきよしありけり遷(せん)宮の間に厳(けん)重の事共
あれ共/恐(おそ)れあればしるさず六月廿六日/佐(すけ)国つゐ
に伊豆の国へ流(ながさ)れにけりかゝる/程(ほと)に七月十日/荒(あら)