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祭宮斎宮(まつりのみやさいくう)の内/侍(し)に御/託宣(たくせん)あり祭主配(さいしゆはい)流しかる
べからずとありけり同十六日かさねて御/託宣(たくせん)ありて
佐国(すけくに)が孫清佐(まごきよすけ)をめして仰られけるは佐国(すけくに)を流(ながさ)るゝ
事しかるべからず先(せん)日の託宣(たくせん)にも配流(はいる)の事のなし
然(しか)るをかくのごとく大きなる誤(あやま)りありをこなはるゝ
旨道理(むねどうり)にそむけりはやく免しかへすべきよし
奏聞(そうもん)すべし佐国いまだ伊勢の国のさかひを出ざるに
めすべき也/勅定待(ちよくてうまた)ばをそかりぬべし是ゟ/使(つかひ)をつか
はしてめしかへすべしと侍ければ斎宮(さいくう)の吏生をも
ちて免しにつかはされにけり此よし奏聞(そうもん)せられけれ
古今巻一 十二