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の夢に白髪(はくはつ)の老翁(らうをう)ありてこの幣(へい)をとると見て
病いえぬ
【177】鳥羽法皇の女房に小大進(こだいしん)といふ歌よみ有けるが
待賢(たいけん)門院の御方に御衣(ぎよゐ)一/重(かさね)うせたりけるをおひて
北野にこもりて祭文(さいもん)かきてまもられけるに三日と
いふに神水(じんずい)をうちこぼしたりけれは検非違使(けひいし)これ
に過たる失やあるへきいて給へと申けるを小大進
泣々(なく〳〵)申やうおほやけの中のわたくしと申はこれなり今
三日のいとまをたべそれにしるしなくはわれをぐしていで
給へと打なきて申ければ検非違使(けひいし)も哀に覚て
【柱】古今巻五 〇二十五