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人こそ人のみちをたつとも
と読(よみ)たりければかの女房あかきはかまばかりをきて手
に錫杖(しやくでう)をもちて仁俊にそらごといひ付たる報(むくい)よ
とて院の御前に参て舞くるひければあさましと
覚しめして北野より仁俊をめし出て見せられけれは
神/因(をん)【書陵部蔵本「恩」】のあらたなることに涙をながして一たひ慈救(じくの)呪(じゆ)【咒】
をよみてければ女房本の心地になりにけり院
いみじく思召てうすゞみといふ御馬をたびてげり
【188】天暦の御時月次御屏風の歌に擣衣(とうい)【左ルビ「キヌタ」】の所に兼盛(かねもり)
詠て云
【柱】古今巻五 〇三十六