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翻刻
【柱】古今巻一 十三
きねんせさせ給ける程に大明神/北政所(きたのまんところ)につかせ
給ひて今/一世(いつせ)はあるべきなり登(と)両三/度(と)仰られ
けり歌(うた)を一/首(しゆ)よませ給たりけるとかや尋(たつね)てしる
すべし大明神/遷御(せんぎよ)の後(のち)ぞ北政所(きたのまんところ)れい農(の)御心には成(なり)
給にけるはたして更(さらに)又御しゆつし有て天下のまつり
ごとを執せ給にけり是(これ)くだんの大明神の御めくみ也
○元永(けんゑい)元年四月九日/顕通大納言中納言(あきみちのだいなごんちうなごん)ゑもんの
督(かみ)にて公卿勅使承(くぎやうちよくしうけたまは)りて下られけるにいづれの宿(しゆく)とや
にて宸筆(しんひつ)の宣命(せんみやう)をとりおとしたゝれにけりいそぎ人
を返(かへ)しつかはして求(もと)められけれど日次(ひなみ)などはたがひてや